久しぶりに阿部敏郎さんの講演会へ行ってきました。
いつもさわやかで、楽しい話です。
日本人のためのノンデュアリティ。
向禅師も登場して、ちょっとした問答がありました。
その声の明らかなこと。目を覚まされること。
「悲しいときは、悲しい。嬉しいときは、嬉しい」
その場の気持ちを受け止めなさいというのが、
声から伝わりました。
夢をみていた私たちは、パチンと弾かれたよう。
グチをくどくど述べて、その場の気持ちになんとか言い訳をしたり、
誰かのせいにしたくなるのは、悪い世界を広げることになる。
感情はただその場で受けて認めればいい。
そういうことなんですね。
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ところで、福岡伸一さんの「世界は分けてもわからない」を読んだら、
気になる本が引用されていました。
「夜空の星はなぜ見える」
古い本のようですが、キンドル版ではありました。
これは、おもしろい。
人間の目の構造からすると、遥かな星の光が見えるわけがないのです。
ほんとに、そのとおりだ!
誰もふしぎに思ったことがない。
本では、もう決着がつきにくくなり、量子力学が登場します。
ほらね、説明できないことは、だんだん量子力学になってきたでしょ。
観測結果は観測者によって変わること。
わたしたちの周りの科学なんて、すごく適当に作られていたんじゃないか?って。
やっぱり、たくさん勘違いや思い込みで、世界はできてたんじゃないのって。
ほんとのルールは、もっと地味で単純で、どっちかっていうと、
泥くさくて、子どもっぽくて、
そんなルールなんじゃないの?この世界のできたルールは。