気づきの覚え書き

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人をめぐる冒険

高木悠鼓さんの「人をめぐる冒険」を読みました。
人生に迷い精神世界の本を何冊も読み、
非二元論に気づき探求しているなら、ぜひ読んで頂きたい本です。
日本人で、すでにそのすべての経験を経てきて、
到達点に達した方のとてもわかりやすい考察が読めます。

高木さんは前回記事からお伝えしているダグラス・ハーディングの本の翻訳者でもあり、
マホロバアートという出版社を作られた方でもあります。
出版の方は今はされていないようですが、この方の視点は本当にすばらしいです。

もとは教育関係でお仕事されていた高木さんは、いろいろな人間に対する考察があったことと思います。
精神世界というものに興味をもち、その後の大量の読書、探求の果てにダグラス・ハーディングとの出会いがあります。
日本におけるダグラス・ハーディングの第一人者です。

高木さんのメルマガ「神の実験室通信」の最初から読んでみました。
第27回目の内容は、ふるえるほどの感動がありました。

神の実験室通信 第27号

20年以上刑務所で服役し、その生涯を刑務所で終えることになっている男性が、
ダグラス・ハーディングのエッセイを読んで、その指示を実行し、
彼は真実を得ることになります。
メルマガの内容は、ダグラス・ハーディングの友人である
リチャード・ラングさんが彼を訪問した記事でした。

このようなすばらしいお話もリチャード・ラングさんが日本語で書いてくださるわけではなく、
すべて高木さんの翻訳あっての内容です。
とてもありがたいことです。

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さて、その高木さんが書いた「人をめぐる冒険」です。

これは非二元論の本ではなく、人間関係についての論理考察を、
経験やスピリチュアルな知識、心理学的な知識から書かれたものです。

現在の人間の進化段階には大きく分けて3つあるということです。
それは・・・

第1段階 生存のレベル 動物意識 
生き延びることが目的、いかに損をせずに生きられるか。

第2段階 自己実現のレベル 人間意識
自己の確立が意識の中心になる

第3段階 存在のレベル 神意識
人が自己を確立し完全なエゴイストになる時、自己を超えたものに向かうようになる。

というもの。

実際にはこの3つの段階の中も細分化があるのですが、
本の中では実用目的のために単純にしてあるそうです。

また、時と場合により、一人の人でも段階が変わることもあります。
ほとんどの人が動物と人間、神の間を忙しく行き来しているそうです。

人間関係については、私も家族をはじめ悩むことがたくさんあり、
心理学の初歩的な勉強もして自分なりの考えを持っていましたが、
これほどきっぱりと論理だてることはできませんでした。

本当に、本書に書かれてある通り、このような段階に気づかずに、
さまざまな哲学や心理学、精神本を読んでも、ひとくくりに「人間」に対する対応策では、
なんの解決にもなりません。

またこれに加えて、人間から出される3つのエネルギー体、
肉体・感情体・精神体についても書かれています。
それぞれのエネルギーが主導型となるタイプについて説明があります。

行動(肉体)主導型
考えるより、感じるより、まず行動するタイプ

感情(感情体)主導型
考えるより、行動するより、まず感じるタイプ

思考(精神体)主導型
感じるより、行動するより、まず考えるタイプ

これらのタイプも本の解説上、単純化してあり、
実際にはもっと細かに分かれたり、
微妙に混合されてる場合もあると思います。

そして、この三つのエネルギーは誰でも持っているのですが、
どれかのエネルギーが主体になりすぎてバランスを失っても、
人の進化段階が進めなくなるのだそうです。

これも本当になるほどと思う分類で、
私にとってはかなり納得のいくものでした。

人間はふだんからこういったことを無意識に感じ取り、
家庭や職場での人間関係を作っていると思われますが、
意識の進化段階や人のエネルギータイプから整理されると、
改めて納得して、
「あの人はなぜこんなに・・」
という無駄な追求や執着がなくなります。

高木悠鼓さんの「人をめぐる冒険」は、
精神世界や真理、非二元の世界を通じて導きだされた
分かりやすい実用本だと思います。

真理に気づいても、悟りを得ても、世界は続き、
人はさまざまな関係を続けます。

結局は、こうした現実的で、なおかつ達観した考察が書かれた本が必要なのです。

本書はいまだに多くの人々に現れる第2段階の人間意識の「愛」ではなく、
第3段階の神意識の無条件の「愛」の視点から書かれています。

これは、ともすれば人間意識の「愛」しか知らなかった場合には、
冷たく感じることもあるかもしれません。
でも、人間意識の「愛」の視点で生きる世界は、利己主義で破壊的です。
最後には自分も回りの人も傷つけることになります。

逆に、理想的な神意識に至った人は、理解されることなく、
生きづらいこともあるかもしれません。
そういう人には、とても心強い本であるかもしれません。

「人をめぐる冒険」はもっと知られていい本だと思いました。
こちらでまだ購入できるようです。
シンプル堂
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by wakeup71 | 2015-08-13 21:55 | 日常生活 | Comments(0)