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スマイルの生き方

「ピンポン」という松本大洋さんの卓球漫画があります。
最近、深夜アニメでやっていることを知って、
録画してみています。

著者は意図してないのか、意図しているのか、わからないけど、
とても禅的な青年がキャラクターとしています。
それが、スマイルくんです。
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彼はとても卓球がうまい(らしい)。
知る人ぞ知る、天才的なプレーヤーです。
登場人物の卓球の先生や年季の入った達人だけが、
彼の才能を見抜いています。

でも、それは見抜かれているけど、証明されないのです。

なぜなら、

彼は

勝たない。


彼にとって、「勝つ」ことより、もっと大事なことがあるのです。
(ええ、たぶん)

先生や達人たちは、それを、
いくじがない、とか、
いやな性格、とか、

そんなふうに言います。

見ていて、私も歯がゆい気持ちです。
どんな強敵にも勝てる実力があるのに・・・

あえて、

勝たない。

さて、

これは、「負け」でしょうか。


スマイルくんは、いつも、試合をしていて、
相手の心を読んでいます。

読みすぎて、心理状態を把握してしまいます。

すると、打てなくなるのです。


これは、もう、

すごいことです。


以前、ある本で読んだ、アボリジニの子どもたちが初めてサッカーをしたときの話を思い出します。


2チームに分かれてサッカーをしますが、
どちらかがずっと「勝つ」ということにならない。

「じゃあ、次はこっちのチームが勝つようにやろうぜ」

という提案があって、サッカーはいつまでも順番勝ちとなります。


この提案はどんなものでしょうか、現代の世の中にとって。

現代社会にとっては、ありえない提案ですよね。

だれだって勝ちたい。
勉強だって、
運動だって、
会社だって、
企業だって。。。

誰かを倒して、勝つのが当たり前。

教育でさえ、その原点には勝つことが求められます。
本当に、残念ながら。

勝ったものに対して、現れるのは、かならず、

負けたもの。


いつまで、こんな世の中続くんだろうな。



「ピンポン」のスマイルくんは、

そんな世の中を超越したところにいます。
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by wakeup71 | 2014-04-29 09:18 | 日常生活 | Comments(0)