気づきの覚え書き

wakeup71.exblog.jp
ブログトップ

<   2017年 05月 ( 3 )   > この月の画像一覧

映画「メッセージ」ネタバレ考察

映画「メッセージ」(原題"Arrival")を見た。
ハリウッド名がArrivalだから、「到着」の意味。
だが、原作は「あなたの人生の物語」。
実に意味深。

ネタバレになってしまうので、
これから見る方は読まないで下さい。





すべての結果は常に編まれている原因から成っている。
それは時間の観念から言うと、
過去の原因があって、
未来の結果へと続く。

だけど、本来は時間の観念すら、
人間の思考の中しか存在してない。
過去も未来もなく、現在があるだけ。
現在にすべてがあるだけ。
そういう非二元論的な感覚で見ると、
この映画は、本当にわかりやすい。

映画は未来の場面を見る
フラッシュフロントという現象が、
主人公に頻繁に起こる。

主人公は異星人の言葉を理解するうちに、
時間の観念を超えることができるようになる。

原因と結果の順序が入れ替わる。
原因が未来へ、
結果が過去へ。

私達の住んでいる次元(思考)だけが、
時間というものが一直線上に続いているように
感じているが、
別世界からみたら、それは
とても閉ざされた世界なのかもしれない。

思考で作った世界の縛りが解けないうちは、
時間の流れを逆行も移動もできない。

だが、もし映画に現われた
ヘプタポッドと名づけられた異星人のように
時間の観念のない世界で生きていたら、
さまざまな現象や事件は、まるっきり
意味が変わるだろう。

殺人事件があっても、
その原因をすぐに改善できる。
逆に事を起こそうとしたら、
今やることが見えるようになる。

そうなると、なにが善でなにが悪なのか、
わからなくなってくるだろう。
私達の次元では理解できないことが、
たくさんあるのだろうと思う。


その視点で現在を見ると、
既に計算された出来事が
たくさん起こっているのだろう。
未来に起こることを逆算すれば、
現在の意味がわかるのだろう。

時間の観念をはずしてみよう。

本来なら、時間は存在してないのだから。


誰でも抜け出せるのに、
誰も抜けようとしない。
時間というルールで
自分で自分をかんじがらめにした世界にいる

もう縛り付けすぎて、どう紐を解くのかも
忘れてしまった。

原題は

あなたの人生の物語


すべての出来事は、
今感知している私の人生として
表れている。
だから、本当は世界とは
実に個人的な視野から成り立ってるだけだ。

私達の視野が変われば
きっと世界は変わるのだ。
[PR]
by wakeup71 | 2017-05-29 00:08 | Comments(0)

母をうらんでいる人に

今日は母の日。
父が亡くなって、もう7年近くなる。早いものだ。
残された母は、かなりガタガタと参った。

母は、写真館を営む家に生まれた。
5人兄弟の2番目。米軍近くにあった写真館は、
終戦後も繁盛し、カメラも扱うようになったら、
店が大きくなり、ビルを構えるようになった。
母は、忙しい店を手伝いながら育ち、
いつも兄弟の面倒をみて、家事もやっていた。
家はきびしく、子どもを従業員と同じように扱っていた。
だから、母はそんなふうに夫や子どもを扱っていた。

父は母と正反対の学者肌だったから、
生活の歯車は合わなかった。
相手の様子をみて声をかけるということは、母はしない。
自分のペースで、急にどなりつけたり、
手伝いを頼んだり、というのが始終だった。
母はいつも、父にイライラしてるように見えた。

だから、父が亡くなったとき、私は、
母が自由になって、のびのびするだろうと思っていたら、
そうじゃなかった。
意外にも、ぐったりしてしまったのだ。
あんなにいつも、父に悪態をついていたのに。
役所の手続きも一人で行けない。
しっかりしてるようで、何も自信がない。
結局、私が仕事を休んで、
父の死後の手続きをしなければいけなかった。

まあ、とにかくそんな母だ。
こんなことを言ってはなんだが、
私も弟も、ずいぶん辟易した母だ。
母の浪費癖にも、ずいぶんやられた。

今では、軽度の認知症を患い、
やはり、ほっておけない状況だ。

弟は、母のことを反面教師だと思ってる。
私もそうだ。
実に、軽く弱くヒステリックで、生き方に疎い人だ。
母のようになってはいけない。
そう思って育ってきた。



しかし、もしも私達の世界がストーリーだとして。
(いや、実際そうなのだが)
私や弟のような人間が登場人物として必要だとしたら。

つまり、親に頼らず、仕事をして自立し、
しっかりと家庭を築くようになるという
男の子と女の子の子どもの役割が必要だとしたら。

どんな親が必要か。

一人は、かしこさを育て、相談ごとを聞く愛をもった父親。
一人は、衣食住は与えるが、愛を与えず、乱暴な母親。

たとえ、この先どんなに過酷な社会になっても、
父親の与えた知性と愛を胸に持ち、
母親の反面教師を見て、生き方を学ぶだろう。

事実、私達はそのように育った。

もしも、それが計画されたものだとしたら、
反面教師の役割をする母は、
悪役を引きうけるためにこの世に生まれたのだ。
そして、母を悪役にするためのお膳立てが、
母が生まれ育った環境である。
それは、けして楽な環境ではなかったろう。
きびしいながらも経済的な余裕があった家庭は、
ストレスが全部浪費になった。
お金の使い方を学ぶことはなかった。

母は、私と弟を生むために、
その人生を生きなければいけなかった。
としたら。。。

d0166615_22172425.jpg










母は、たくさんのカルマを引き受けて、天に昇る死に方ができないかもしれない。
もっとも損な生き方をしてしまったかもしれない。

それは、私と弟を生むために。

そういうことを思ったとき、
実に、私は初めてといっていい、
母に感謝した。
その役割を引き受けてくれてありがとう。

せめて、この先、母のカルマが少しでも無くなるように、
おだやかに暮らせるように。

もしも、現在、母を恨む気持ちでいっぱいの人がいたら、
確かに、その人の母は困った人なのかもしれない。
しかし、同じように自暴自棄になって、
怨みの人生になるよりは、
「母のようにならない」という信念で、
現在を生きている子どもさんではないだろうか。
彼女を反面教師にして、強く生きている人ではないだろうか。

そして、そんな強い人がいる理由が、
その人のいる環境が、次の世代を育てるのだ。
そのためにこそ、その母がいたのだ。



[PR]
by wakeup71 | 2017-05-14 22:21 | 日常生活 | Comments(0)

この世界は夢なんだ

「奇跡の講座」を出してる中央アート出版から、
なんとマンガが出ると聞いて、
本棚はいっぱいになっていくばかりだが、
やはり読まずにはいられなかった。
d0166615_00002881.jpg
「この世界は夢なんだ」
アレクサンダー・マルシャーン著

これは、かなりの実験である。
ずいぶんと挑戦したものだと作者を讃えたい。

「奇跡の講座」(もしくは奇跡のコース)の内容を
マンガにすることは至難の業だったであろう。
ふき出しの中は、けっこう文字が多い。
が、絵があると無いではえらい違いだ。
彼は、難解なA Course in Miraclesのテキストを読み、
ワークをやりとげたのだろう。
よく噛み砕いて、絵で表現している。
感嘆してしまう。

そして、訳してくださった加藤美代子氏にも、
感謝をしたい。
とても、わかりやすく日本語にしてくださってる。

私は、もはや奇跡講座は老後の課題だなと
半ばあきらめていた。
時間がたっぷりある時に読んでワークもやってみようと。

日本のように、長時間労働がまかり通る国では、
働きながら奇跡講座をやりとげるのは無理だと、
あきらめている人も多いと思う。

でも、かすかな希望として、このマンガなら、
老後までのつなぎになるのではないだろうか。
マンガの中のお若い主人公に元気付けられるような気がする。
親近感をおぼえる。
というよりか、
作者と私は同じ自分が役割を演じ分けてるだけ。
そんな気がしてきたりね。




[PR]
by wakeup71 | 2017-05-07 23:57 | 非二元 | Comments(0)