気づきの覚え書き

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ノンデュアリティの夜明け

先週、阿部敏郎さんが企画した「ノンデュアリティの夜明け」に行ってきました。
虎ノ門にある大きなホールでした。
出演者は、溝口あゆかさん、大和田菜穂さん、堀澤祖門さん、司会は阿部敏郎さん。
どなたも興味深い方々だったので、とても楽しみにしていました。

あいにくの雨でしたが、ホールは満員。
改めてノンデュアリティに対する理解の広まりを感じさせました。
すごい。来ている方は、ほとんど阿部さんが広めた知識を持っていると思われます。

溝口さんは、最初に話され、私にとってはとても嬉しいものでした。
ルパートスパイラをよく紹介してくださっています。
セラピストとしてもすごい方だし、語り口がとてもやさしい。

セラピストとして受ける相談は、非二元論からかけ離れた、いわば衆生の悩み。
ノンデュアリティでは、セラピストの仕事は解決できない、ときっぱり。
溝口さんのブログや動画で、やはりそうなのだな、と思っていましたが。
・・・・・・
だけど、まあ、いろんな社会活動や、自分の悩みや人生を経て、
ノンデュアリティで解決できないかな~と期待してる部分は残ってました。

昨日、阿部さんが紹介した大和田菜穂さんと高僧(堀澤祖門さんも)との対話後編を見たら、
やはり高僧が提示する衆生の悩みの解決に値する縁起?については、
大和田さんも全く理解を示せず、すべてはただ起こっているだけという言葉でした。

本日の大和田菜穂さんもしかり。
堀澤祖門さんも、もうムダと思えることは話しません。
最後に4人で、すわられているときの祖門さんのかわいらしいこと。


結局、ニコニコして4人で静かにされてる時間が長かったようにも思いますが・・・

それは、我を忘れる時間だったように思います。

阿部さんが公開されている「大和田さんと高僧との対話」動画は、
禅のお坊様たちが実に謙虚に、ローラのような語りの大和田さんとお話します。
お坊様の受け取り方のすばらしいこと。

並行して、前の記事の「仏教思想のゼロポイント」を読んでいた私は、
菜穂さんの様子が悟りを得たときのブッダの様子と重なりました。
悟ったとき、このことは世界にとって逆行するようなものになってしまう、
と最初は教えを広めることをやめようとします。
この点については、堀澤祖門さんも同じことを動画でお話しています。

人間が欲としているもの、食欲、性欲など、生きるために必要なことが、
社会を形成しています。
それらを滅することが悟りに至ると(悟るとそれらが必要でなくなる)いうことは、
社会の終わり、世界の終わりを導くものでもあります。

たぶん、大和田さんの出現がなければ、私も魚川さんの「仏教思想のゼロポイント」が、
実感をもってわかることはなかったかもしれません。

では、悟りを得た人はその後どのようにして生きるのか。

"彼らは人生の残りの時をどのように過ごすのか。
渇愛を滅尽し解脱に至った者たちは、存在することを「ただ楽しむ」のである。”
「仏教思想のゼロポイント」より
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大和田さんにとって、今の状態は、生を楽しむという状態なのかなと思います。

いろいろな知識を合わせもって、ノンデュアリティを読み取ると、
また新しい気づきがあって楽しいです。

デヴィッド・ボームの「全体性と内臓秩序」も手に入れたので、
またいろいろ考察してみようと思います。
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# by wakeup71 | 2015-11-15 15:37 | 日常生活 | Comments(0)

ニー仏さん、こと魚川祐司さん

先日、ノーベル賞物理学賞の梶田さんと一緒に研究していた戸塚洋二さんのことを調べていました。
戸塚さんは梶田さんの先輩で、同じようにニュートリノ研究をされていたのですが、ガンで亡くなっていたのです。
NHKで戸塚さんの特集番組が放映され、大変興味深いものでした。

亡くなる前、彼は何度か仏教研究者とも交流しています。
ネット社会では、すぐにいろんなところへ立ち寄ってしまいます。
気になって調べていたら、花園大学の佐々木閑さんとつながり、
そして彼がべた褒めしている魚川祐司さんを見つけました。

魚川さんは、タイのテーラワーダ仏教のお寺で仏教研究されている人です。
日本で、最近、本を出されています。
「仏教思想のゼロポイント」という本です。
まだ全部は読んでいないのですが、その前段階のkindle版の「だから仏教は面白い!」を読みました。

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すごく、
おもしろかったです。

ブッダの伝えたかったことは何だったのか、
仏教はどうして今の形になっていったのか、
とてもわかりやすく書かれてあります。
人間の渇望するものが全て社会を形成しているということが最初にあり、
ブッダが弟子達に禁じた「生殖、労働」をあげています。
生殖は異性の顔を見るのもダメ、考えることもダメ、というようなきびしいものであり、
労働は社会を形成するものですが家族も社会も人間の欲望の結果できたものです。

これらのことは、私がOSHOを読む前ならとても理解に苦しんだと思いますが、
OSHOを読み、奇跡のコースを読み、非二元論各著を読んだあとでは、もう、すべて納得がいきます。

奇跡のコースの解説本である「神の使者」では、
「この世界を終わらせる」使命をおびて使者が語ります。
「これで、かなり時間を短縮できる」
というのが、よく出てきます。

つまり、この世界を終わらせること、が目的です。

ブッダが求めていたものもそれだったのではないかと思います。

OSHOは、「あなたがたの愛は愛ではない」と言いました。
相手を恋こがれ、あるいは自分のものにしたいという渇望、これは永遠不変の愛ではあり得ません。

しかし、私達はほとんどの場合、こういったウソの愛をもとに結婚します。
子どもを生むのも、ただ自分が子を得たいという欲望から産みます。
その先の世の中をどんなに子どもが苦労するか考えもせずに。
家族を作るというのも、大まかに言えば自分の欲望でできたものであるということです。

ブッダが弟子達に禁じたものは、ただつらい修行というわけではなく、
この世を形成するものから離れなさいということだったのでしょう。

この世を感じること、私達の知覚、見ること、聞くことなどすべての知覚も、
そこから成り立つ感情、欲望から形成された社会も
すべてが「自分」という個人がいるという設定で作られています。

これらをすべてウソだった、存在していなかった、という、
理解を得るためには、きびしいと思われる禁じが必要だったのだと思います。

奇跡のコースのきめ細かなワークブックはひとつひとつの知覚を疑うことから始まります。


形は違えど、言ってることはすべて同じです。


調べると、魚川さんはニー仏さんというお名前でTwitterもされていて、
つい一昨日はツイキャスで動画(音声)も発信されていました。
若い人にとても受け入れられています。

語られていることは一般的な悩みです。
家に帰れなくて彷徨っている若者に、
非二元論的に「そんなのはストーリーだよ」といっても伝わりません。
まずは、悩み苦しみからの解放が必要になります。

でも、この悪循環の社会を終わらせるためには、
もうひとつ先の理解が必要になります。

その理解の上で、本質の一瞥体験があれば、悟りがやってきます。

量子力学や理論物理学の学者さんも、つきつめれば同じ理解に行き着くのだと思います。
ただ、現在の素粒子に関しての研究は、なんだか本質をはずしてるような気がしてきました。
素粒子はやはり、観察者により形を変えるのだと思います。
それは切り刻んだり、ぶつけ合って細かく粉砕してわかるものではなくて、
もっと全体的な流れを読み取ることがあっていいと思いました。

ホログラフィック宇宙論がやはり本質に近いように思います。
こんどは宇宙は分割できないというデヴィッド・ボームの本を読んでみたいです。
ジッドゥ・クリシュナムルティさんとの対談本も興味深いです。
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# by wakeup71 | 2015-10-18 12:31 | 日常生活 | Comments(0)

我々はなぜこの宇宙にいるのか

読書とまらずいまだに量子論、宇宙論の本を読み漁っています。
弦理論から、多次元宇宙、いくつもの多次元宇宙のモデルが考え出されています。

ブライアン・グリーンさんは2012年のTED出演で、
多次元宇宙とダークエネルギー、ダークマターの説明をしました。
そして、あまりにも多くの可能性の宇宙に対して、
途中にこんな言葉をつぶやきます。

「ということは我々の質問自体 間違っていたことになります
 正しい質問は なぜ我々が丁度この測定した量の
 ダークエネルギーがある宇宙に住み
 他にいろいろ存在しうる宇宙に
 住んでいないのかということです 」

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 Which means we have been asking the wrong question.
 It's that the right question to ask is,
 why do we humans find ourselves in a universe
 with a particular amount of dark energy
 we've measured instead of any of the other possibilities that are out there?

この言葉をきいたとき、心に突き刺さるようでした。
問題が急に自分自身に向けられているようです。

「なぜあなたはココにいるの?」

それは2012年のことですから、
今では理論物理学は急速な発展をとげて、
推論の宇宙の様相は変わりました。。

このごろ、急に浮上してきたのは「ホログラフィック宇宙論」です。

ブラックホールの観察から生まれたホログラフィック宇宙論は飛びぬけています。
そこでは、多次元から急に3次元に戻るのです。
そして、私達の世界は2次元の情報から描き出されたホログラフィーの世界かもしれないという話になるのです。

これには正直、参りました。

これは、非二元のスピーカーがずっと言ってることです。

「私達は本当は存在していない。世界は夢なんだ」

2013年に出した「隠れていた宇宙」で、
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ブライアン・グリーンさんは、このような哲学的な考察すら書いています。

私達の知覚、生きている思考は本当に私達が考えていることなのか。

さらに、未来かどこかの次元の宇宙で進んだ知性が
実験のような形で、
私達の住んでいる状態を再現することは可能なのか、
推理しています。

本の中では、人間の知覚を再現するのは、
むずかしいのではないか、と書かれています。

驚きなのは、著者がこの下巻の最後の方では、
ホログラフィック宇宙を創造している、何者か?を
想定して書いていることです。

グリーンさんのウィキ(英文)では、物理学者らしく
神がいる説明を必要としない、とあるので、
彼は精神論や哲学には無関心であると思っていました。

非二元論も厳密には「神」という限定はありません。

ですが、もしもホログラフィック宇宙論が本当で、
どこかの誰かが、私達の宇宙を再生しているだけだとしたら、
非二元論は限りなく真実に近いことであると言えると思います。

あ、もしも初めて量子論を読まれる方は、
先に日本の良書を読まれるといいかと思います。

村山斉さんの「宇宙になぜ我々が存在するのか」
または
大栗博司さんの「大栗先生の超弦理論入門」

がお勧めです!
ちなみに私はぜんぶKindleで読みました。
日本の研究者もすばらしい方ばかり!
一度、講演へ行って見たいなあと思いました。
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# by wakeup71 | 2015-09-27 01:16 | 日常生活 | Comments(0)

動的平衡について2

世界は分けてもわからない。

福岡伸一氏の言うとおり、私達の体を細分化したところで、
どこからが私で、どこからが私でないか、区別がつけようがない。

これと同じような説明がダグラス・ハーディングさんの本にもあった。
人間の体を細かく分析したところで、どこにも自分というものが宿るところはない。
体が自分のものだと思うことは、とんでもないことだった。

「私は死ぬだろう」というとき、私はうぬぼれているということだ。
ダグラス・ハーディング「今ここに、死と不死を見る」から

生命を分子生物学からみると、粒子が川のように流れるような世界だ。
体はその中の渦やよどみのようなものでしかない。
2・3日で消化器官の細胞はぜんぶ入れ替わり、
体まるごと1ヶ月もすれば、まるきり新しくなってしまうらしい。
体でさえ、どこにも過去をとどめない。

過去(時間)をとどめているのは、湧いて出てくる思考だけだ。

これらの壊されて流されては、新しく作られていき、
また形を維持していくようすを、

「動的平衡」

と福岡さんは呼んでいる。

生物学でも、「自己は存在してない」ということが証明されている。

同じようなことが、量子力学でも証明されていることがわかった。
福岡さんの資料探しをする合間に、量子力学の動画を見ていて、
「神の数式」という番組をみつけた。
ごらんになった方も多いだろうと思う。

アインシュタイン以降、物理学は大きく変貌してきた。
(アインシュタインやホーキングが古く感じる日がくるとは!)

物理学の大舞台に出てきたのは量子力学だった。
細胞を形成する原子や分子、それを形成する粒子を研究するもの。
その粒子すべてを計算式で表現して、宇宙のすべてに通じる数式を見つけることが、
量子力学や物理学者の目的であった。

だが、体や物質、形になったものを測ると重さがあるのに、
粒子の段階で計算するとどうしても、質量がなくなってしまう。

数式はすべて正しいということが、みんなわかっているのに、
質量がゼロになってしまうことが現実と反している。

この辺が、また

「私達は本当は存在してない。この世界は存在してない」

ということを証明しているようにも思える。
だが、研究の袋小路の突破口を開いたのは日本人であった。

南部陽一郎さん。発見したのは「対称性の自発的破れ」

これで、彼はノーベル賞をとった。
でも彼はこの夏に亡くなったという。94歳。
もう達観されていたんだろうなあ。

対称性の自発的破れというのを発見したことが、

素粒子が質量を獲得した仕組みの解明に道を開き、
現在の素粒子論の基本的枠組みである「標準理論」の確立に大きく貢献した。

これが、素人の私にとっては、どういうことか、
はっきりとはわからない。
ただ、いろいろな説明、記事、動画をみるにつれ、
なんとなく感じ取れたのは、
この世界が、均衡を破る傾向があるということだ。

左右どちらかに傾く。
シンメトリーではない。

どんなものもバランスが少しくずれているから、
存在する美しさが現れる。

そんなふうに解釈した。

デザインでも、わざわざ少し斜めにしたり、
ポイントをずらすことが、人目を引くことになったりする。

バランスがくずれるということは、やはり2元の世界ということだ。

量子力学者は、もう既にそのことに気づいているのだろう。

科学者が熱心に研究を進めて、真実を追い求めていたら、
やっぱりそのことにコツンと突き当たるのだろうなと思った。

これ以上のことはわかりようがないのだろうか。

その後の宇宙論で、弦理論(素粒子は本当はヒモ)、M理論(宇宙は膜のようなもの)
などを読んだり見たりしていくと、本当の創造原理は、すぐそこにあるような気がしてくる。

この夢の世界はどうして生まれたのか。

素粒子の研究にある秘密が、『無い』ということの原理を説き明かしてくれるのだろうか。
それがわかったとき、飽くなき夢の世界は終わるのかな。


国会では安保法案をめぐって、大騒動が繰り広げられる。
それと関係ないように異様な大雨が降ったり、台風がきたり。
ほんの1%の富裕層は99%の国民を痛めつけて、
戦争で儲けるしかなくて、なんとか武器の売り先を得たい。
日本はのび太くんみたいに、いっつもやられっぱなし。

その1%も、もはや誰だかわからなくなってる。
その中には日本の投資家もいるのかもしれない。


バランスくずしすぎ、でしょう???
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# by wakeup71 | 2015-09-19 21:13 | 日常生活 | Comments(0)

動的平衡について1

しばらく、いろいろな本を読んでいました。

このところ、感動したのは福岡伸一さんの本。「動的平衡」「生物と無生物のあいだ」
(ちょっとブームに遅れています)
こんなにおもしろいと思わなかった分子生物学。
福岡さんの文章はとても読みやすくて、理系の方の本とは思えないほど、
落ち着いて、ユーモアもあり、雰囲気があります。

中でも、女性性の話は納得でした。これはラジオ録音の動画で聞いたものです。

生物は本来、女性だけ(つまり雌雄同体で一人で生んでいくだけ)であった。
では、なぜ男性が生まれたか?
それは、ただひとつの欲望。

「もう少し、いい女性の遺伝子がほしい」

そこで、ある女性が目に付く優れた女性の特性が欲しくなり、
自分の遺伝子を分かち合うために、男性性を作ったという。

えっえっえーーーっ?

目からウロコ。

そういわれると、なんとなく前から感じていた真実?に、
お墨付きが。

前から、私は男性の方が、女性より能力的には少し劣るのではないかという、
自分勝手な理論をもっていた。
なぜって、女性は生きるために必要なことが、ほとんどできる人が多い。
家事も仕事も、何かを育てることも。
そして我慢強く、人に尽くす。

女性は本当にタフだ。
たぶん、生物は女性が主体であったのだろうと思う。

それが、なんと福岡伸一さんのお話の中に現れるとは。


その福岡さんの有名な持論「動的平衡」とは、
要約するとこんな感じだ。

「生命は壊す方が得意だから

エントロピーの増大

人間が生きていらえるのは、壊される細胞より作られる細胞が多い間

死ぬときは、壊される細胞が多くなったとき

生きている間は、常に体を構成するものは入れ替わっている
生きているものは、細胞分子的には流れる川のようなもの

私達は個別な生き物ではなく、死んだ後の土につなって
他のものとつながっていく。

分子生物学者に言わせると、そこに断絶はない。

私達は川の流れの中で生きていてる。
個別の肉体をもっているわけではなく、
分子生物学の単位でいうと、そこにあるのは、

『納得できるような個人』はなく、

流れのようなものがあるだけなのだ。
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# by wakeup71 | 2015-09-14 23:13 | 日常生活 | Comments(0)